釣果より「笑顔」

勝負は時の運
10年以上も釣りをやってきて、つくづく思うことがあるんです。釣果って正直なところ、潮と風と運に左右されちゃうんですよね。もちろん技術も大事なんだけど、自然相手だから「今日はダメだ〜」って日も当然ある。
でも、「楽しかった!」「また行きたい!」っていう雰囲気は、ちょっとした工夫でちゃんと作れるんです。
友達と海に繰り出すとき、よくあるのが以下のパターン。
”誰かは本気モードで「今日こそデカいの釣るぞ!」って意気込んでるし、誰かは「波の音聞きながらのんびりしたいな〜」って雰囲気重視”
このテンションのズレを放置しちゃうと、釣れない日ほど空気が重たくなるんですよね…(笑)
だから最近は、初心者と経験者が一緒に釣りに行くような日は、「大漁を狙う」よりも「笑顔で帰れる」ことを優先するようにしてます。ボウズでも「いい一日だったな」って思えたら、それが最高の釣行だと思うんです。
今日は、そんな「また行こう」を生み出すために私がやってる工夫をまとめてみます。
釣果以外の勝利条件
私が、釣りに行く際に設定する勝利条件(=「楽しい」と思えるポイント)はこんな感じ。
- 全員が一回でもアタリを感じたら勝ち
- 1人でも魚を触れたら勝ち(写真撮ってみんなで盛り上げる)
- 事故・ケガ・トラブルゼロで帰れたら勝ち
- 帰りの飯がうまかったら勝ち
ポイントは「逃げ」じゃなくて、複数の「楽しい」と思えるポイントを設定しておくことなんです。釣果一本勝負だと、運が悪い日は全滅しちゃいますからね。でも複数の「勝利条件」を用意しておけば、どんな日でもどれかはクリアできる。これ、めちゃくちゃ大事です。
当日揉めないための事前共有
初心者目線で、事前準備や注意事項をばかり言われるのも、億劫なもの。
LINEで十分。長文は逆に読まれません。シンプルにこれだけ共有しましょう‼
- 開始と終了の時刻 (例:朝まずめ勝負→10時撤収)
- 今日やる釣りの優先順位(例:エギング優先、ダメならライトゲーム)
- 移動する回数の上限 (例:最大2回まで)
これだけ共有しておくと、「まだやる?」「昼ご飯どうする?」「移動する?」っていうグダグダが激減します。意外とこの3つ、言ってないことが多いんですよね。
釣果より空気を守る、現場の回し方
ここからが、現場での実戦編です。
ルール1:30分以内で小さく判断する
反応ゼロなら「場所・レンジ・ルアー」等、どれか1個だけ変えましょう。全部変えちゃうと迷子になります。「さっきまで何やってたっけ?」ってなるのが一番まずい。
ルール2:釣れたら”盛り上げの儀式”を入れる
写真撮って、締めや血抜きして、「釣れるパターン」をみんなで共有。釣った人の達成感を、全員のイベントにするんです。これだけで現場の空気が一気に盛り上がりますよ‼
ルール3:誰かが飽きる前に休憩を挟む
コンビニコーヒー、軽食、風裏への移動。この”間”があるだけで、釣れない時間のストレスがふわっと薄まります。我慢大会にしないことが大事。
初心者の心を「折れさせない」工夫
うまい人が頑張るほど、初心者は置いていかれることがあるんですよね(笑)
だから僕は最近、こんな立ち回りを意識してます。
- 教えることは最低限(例:ショアジギングなら「着底がわかる重さのルアーを使う「回遊魚を狙うなら巻きスピードは早めに」等)
- ライントラブルは最短で復帰させる(自分の竿を置いて助ける)
- “釣れた人が偉い”空気を作らない(お互いの釣果に「いいね‼」って言う)
正直、昔は「釣らせたい」って必死になりすぎて、結果的に空気が悪くなったこともありました。今は釣果よりテンポ優先。その方が、みんな笑顔で帰れるんです。
気持ちいい撤収
どんなに工夫しても、釣れない日はあります。そんなときこそ、この3つ。
- 「今日はここまで」を言うのがリーダーの仕事
- 帰りの飯・温泉・アイスで締める
- 次回の宿題を1つだけ残す(例:次は風裏の港内から始めよう)
終わりが良いと、「釣れなかった」が「また行こう」に変わるんです。これ、本当に不思議なんですけど、人間ってそういうもんなんですよね。
「また行こう」が、一番の勝ち
魚は逃げる日があります。風が裏切る日もある。でも、友達と笑って帰れるかどうかは、段取りで変えられるんです。
大漁は最高。間違いなく最高です。だけど、「また行こう」って言える釣りの方が、長い目で見たらずっと勝ちだと私は思ってます。
次の釣行、ぜひこの段取りを試してみてください。きっと、いつもと違う「いい一日」になるはずですよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました‼

