「エギング」デビュー
エギングは「アタリが分かる環境作り」が最優先
「イカが食べたい、エギングを始めよう」と思って釣具屋さんに行くと
ついついカラフルなエギ(ルアー)に目を奪われがちですよね。
気持ちはすごく分かります(笑)
でも、ちょっと待ってください。
初心者が最初にやるべきことは「エギを増やす」ことじゃないんです。
エギングって、イカがエギを抱いた瞬間の「アタリ」を感じ取る釣りなんですが
このアタリ、実はめちゃくちゃ繊細で、慣れないうちは
「え、今のアタリだったの?」ってスルーしちゃうことも多いんです。
だからこそ、最初に揃えるべきは「アタリが分かる環境」を作るための道具です。
同じエギでも、タックルや環境が整っていれば釣果は全然変わってきます。
逆に、エギだけ増やしても、アタリが取れないタックルでは宝の持ち腐れ…。
今回は「何から買えばいいの?」と迷っている方向けに、優先順位をA・B・Cの3段階に分けて解説していきます!
【優先度A】エギングが成立する最低限
まずは「これがないとエギングができない」というレベルの必須アイテムから。
ロッド(エギングロッド)
私の失敗談を踏まえ、大手メーカーの「エギング」専用の廉価モデルの購入がおすすめです!!
「エギングロッド」は、イカの繊細な「アタリ」をとるため構造も繊細(=折れやすい)です。
下手な商品を買うと、すぐ折れて「安物買いの銭失い」になりがちですので、要注意!
私は、いわゆる初心者向けセットを購入しましたが、数回の釣行で折れました…
また、「他の釣り(シーバスやショアジギング等)専用竿の流用」もおすすめしません。
シーバスやショアジギングのロッドは、強烈な魚の引きをいなすため
中弾性(=よく曲がる)で頑丈な構造(=重い)のが特徴です。
上級者はともかく、初心者の状態で「エギングロッド」を使わないのは
「重いから疲れる」「イカのアタリがとりずらい」
といった状況を作ることになり、あまりに無謀です。
私は、初心者セットのエギングロッドが折れた後、
「他の釣りに流用しやすいシーバスロッドで、エギングしたら良いのでは!?」
とシーバスロッドを買う愚かな決断をしました(笑)
結果、初めてのイカを手にするまでは、とんでもない時間がかかりました…
「シマノ」製品ならば、「セフィアBB」シリーズがおすすめ
硬さはML~M → 迷ったら、ML
※柔らかいほうが、イカのあたりがわかりやすいです。
長さは8.3~8.6フィート(2.4~2.7m程度) → 迷ったら、8.3フィート
※短いほうが、キャスト&アクションがしやすいです。
リール
リールも、下手な商品を買うと、トラブル連発「安物買いの銭失い」になりがちです。
こちらは、ロッドと異なり、ある程度の流用も可能ですが、
以下の視点を踏まえたうえで、大手メーカーの廉価モデル(専用でなくてもOK)
の購入をおすすめします。
※以下「シマノ」の製品を購入する前提で、解説します。
リールの番手を選定するには、最低限、以下の4つの部分をチェックします。
スプール
このパーツの大きさで選ぶリールの番手(≒大きさ)が決まります。
「PEライン0.6~0.8号」を「150~200m」巻ければOK
シーバス等に流用を検討する場合「PEライン1号」を「150~200m」が基準
ハンドル
「シングル」ハンドル(=持ち手が1つだけ)のほうが、流用しやすい
エギングに特化するならば、ハンドルが自重で回転しずらい(=糸ふけの管理がしやすい)ダブルハンドルがおすすめ
ボディ
大きいほど、魚やルアーの巻き取り力が強いが、重いデメリット
エギングでは、巻き取り力より「少しでも軽い」ものが適しています。
重量(自重)が200g程度のものであれば、快適に使えます。
ギア比
PG(パワーギア)<HG(ハイギア)<XG(エクストラハイギア)の順番で、巻き取り速度が速いです。
ルアーを遠くまで投げる関係上、たくさんの糸ふけが出る、ソルトルアーフィッシングでは、PGは基本的に使いません。
私の感覚としては、HGが扱いやすく、他の釣りへの流用もしやすいと感じています。
| 用途 | 番手 | スプール | ハンドル | ボディ | ローター | ギア比 |
| エギングメイン | 2500SHG or C3000SHG | 2500S or 3000S | シングル | 2500 | 2500 | HG |
| エギング特化 | 3000SDHHG | 3000S | ダブル | 2500 | 2500 | HG |
| シーバス流用 | C3000HG | 3000 | シングル | 2500 | 2500 | HG |
| ショアジギング流用 | C3000XG | 3000 | シングル | 2500 | 2500 | XG |
まとめると、以上のようになります。
【参考】スプール互換表 | SHIMANO シマノ ヴァンキッシュ | SHIMANO シマノ
なお、シマノのリールは「ボディサイズ(とローターサイズ)が同じならば、スプールの付け替えが可能」です。
そして、おすすめした上記の番手は、すべてボディサイズ(とローターサイズ)が共通です。
したがって、まずは、「エギングメイン」のリールを1つだけ購入して、
ほかの釣りがしたくなれば、スプールだけ追加購入するのが、コスパ最強です!!
モデルは、最初は好きな見た目のものを買えばOK。
「シマノ」製品ならば、「ナスキー」「アルテグラ」「セフィアBB」「セフィアSS」「ストラディック」が、おすすめ!!
→ つまり、「セフィアBB」の見た目が気に入って「エギングメイン」で考えるならば
モデルは「セフィアBB」で「C3000SHG」という番手を選べばOKです。
ライン(道糸)
繰り返しになりますが、イカの「アタリ」は繊細です。
そして、エギングでは、
糸ふけをあえて作ってからロッドを振り上げ「瞬間的に糸を張る」
という操作でエギを動かすため
「低伸度(=伸びにくい)」ラインが理想です。」
したがって、低伸度で感度に優れている「PEライン」の使用がおすすめ。
太さは「0.6~0.8号」、長さは「150~200m」が基準 → 0.8号150mがおすすめ!!
※あまりに太いと「アタリがわからない」「エギがなかなか沈まない」
あまりに細いと「根がかりの際、糸がすぐ切れてルアーを無くす」等トラブルの元です。
※私の経験上、大手メーカー商品であれば、致命的な差はないため、お好きな商品でOKです。
リーダー(ショックリーダー)
PEラインを使用する場合、先端にショックリーダーを結束する必要があります。
※PEラインは、直線強度(引っ張られた際の強度)は高いですが、摩擦強度(魚の歯や障害物と擦れた際の強度)は弱いため。
リーダーには、主に3つの素材が使われます。
| 素材 | 比重 | 伸度 | 主な用途 |
| フロロカーボン | 〇 → とてもよく沈む | △ → 感度△、強度△ | ルアーを沈める釣り → エギング、ジギング |
| ナイロン | × → 沈みにくい | 〇 → 感度×、強度〇 | ルアーを浮かせる釣り、大物狙い → キャスティング(オフショアトップ) |
| エステル | △ → よく沈む | × → 感度◎、強度× | 小物釣り → アジング、メバリング、イカメタル |
エギングでは、エギという軽いルアーを海底に沈めることが、必須です。
したがって、フロロカーボンを選びましょう。
※私の経験上、大手メーカー商品であれば、致命的な差はないため、お好きな商品でOKです。
エギ(ルアー)
冒頭でも触れましたが、最初は主力1つ+予備2-3本くらいに絞るのがおすすめ。
カラー(色)
「え?いろんな色のルアーがないと、いろんな場面に対応できないのでは?」
と疑問を持たれる方もおられるでしょう。
しかし、ここで冷静に考えて頂きたいのは、自分が「どの程度の頻度で、どんな時間帯にエギングをするのか」ということです!!
多くの方が、海が遠かったり、平日は仕事が忙しく、週末アングラーさんでは?
そして、「魚(イカ)が釣れやすい時間は、夕方~夜」です。
さらに、夜に初心者がエギングをするならば、間違いなく、イカの集まりやすい+明るくて安全な「常夜灯がある堤防」と相場は決まっています!!
つまり、「週末の夕方~夜(常夜灯あり)」にイカを狙える「カラー」があればOK!!
サイズ(大きさ)
釣りをするエリアにもよりますが、秋は3.0号、春は3.5号が基準です。
春は「親イカ(サイズ大きい)」、秋は「子イカ(サイズ小さい)」を狙うため、イカのサイズに合わせて、ルアーのサイズも変更するという考え方になります。
ちなみに、離島など、秋でもイカのサイズが大きなエリアでは、秋も3.5号でOK。
私も、隠岐諸島や九州の離島でエギングをする際は、春も秋も3.5号を基準にしています。
沈下速度(エギが1秒間に何メートル沈むか)
エギには「沈下速度」という概念もあります。
水深・潮流の速さ・イカの活性によって使い分けが必要です。
「ヤマシタ」の「エギ王K」「3.0~3.5号」の場合、私の使い分けは以下のイメージ。
| 沈下速度 | 水深で選ぶ | イカの活性で選ぶ | |
| ノーマル | 約3.0秒/m | 5m以上 | イカの活性が高く、早く沈めたい |
| シャロー | 約6.0秒/m | 3~5m | イカの活性が低く、ゆっくり沈めたい |
| スーパーシャロー | 約8.0秒/m | 1~3m | イカの活性がとても低く、とてもゆっくり沈めたい |
そして、ゆうまずめ~夜(常夜灯あり)の時間帯、堤防からエギングをする前提ならば
「水深は5m程度」「イカの活性は高め」を想定しておけばOKです。
したがって、「ノーマル」モデルのエギがおすすめ!!
まずは、特定のメーカーの1つのエギを使おう
各社から、様々な種類のエギが発売されています。
高く跳ねる、横に跳ねる、沈下姿勢が良い、ラトル入りで音が鳴る etc…
ここで、私の経験から、皆さんにお伝えしたいことは2つ!!
・いきなり、複数のメーカーの、いろんなタイプのエギを買うのはやめよう
・最近のイカはスレている(=ルアーへの警戒心が強い)
まず、前者について、解説します。
ここまで、お伝えしてきただけでも、色・大きさ・沈下速度など、
エギの選び方ってたくさんの視点がありますよね?
そんな状況で、初心者が色んな種類のルアーを、適当に使い分けしていると
「あれ、今なんで釣れたんだっけ?」
「色・沈下速度・アクション・エギの形、何が良かったんだ?」
と再現性のない釣りをすることになってしまいます。
つまり、まぐれで釣れることはあっても、なんで釣れたかわからず
狙って2匹目を釣る、ということができなくなってしまいます。
続いて、後者についてですが、エギングは人気の釣りです。
釣り場によっては、イカの数より釣り人のほうが多いこともあるでしょう。
そんな状況で、イカにが
整理すると、以下のとおり。
| 時間帯 | 明るさ | エギのサイズ | エギのカラー (布) | エギのカラー (下地) |
| 夕まずめ or 夜(常夜灯あり) | 明るい~薄暗い | 3.5号 (春メイン) or 3.0号 (秋メイン) | オレンジ・ピンク (アピール系) or グリーン・アジ (ナチュラル系) | 金、ケイムラ (明るい~薄暗いで、目立つ) or 赤・黒 ( |
エギ用スナップ エギ交換がめちゃくちゃ楽に
なります。地味だけど必須。
ヘッドライト 夕まずめ〜夜を少しでもやるなら絶対必要。暗い堤防で手元が見えないのは危険ですし、ライン結束もできません。
タモ(ランディングネット) 堤防からの抜き上げは、バラしの原因になりやすいんですよね…。せっかく掛けたイカを逃さないためにも、タモは優先度高めです。
プライヤー/フィッシュグリップ イカのカンナ(針)を外すとき、素手は危険。墨も吐かれますしね(笑) 安全のために必ず用意しましょう。
【優先度B】釣果と手返しが伸びる
優先度Aが揃ったら、次はこのあたりを追加していくと快適になります。
交換用エギ 同じ号数で「沈下速度違い」「カラー違い」を少しずつ増やしていくイメージ。いきなり大量買いは禁物です!
予備リーダー 根掛かりや高切れで現場復帰できなくなると、そこで釣り終了…なんてことも。予備があると安心。
墨対策セット ウェットティッシュ、ペットボトルの水、ゴミ袋があると、車や服が墨まみれになるのを防げます。これ、地味に大事。
風がある日の補助アイテム 指サックやグローブがあると、風が強い日のライン操作がグッと楽になります。
【優先度C】快適化(疲れにくく、続く装備)
ここまで来たら「あると便利」レベル。長く続けるなら検討してみてください。
偏光グラス 海中の地形や潮の流れが見やすくなります。日中のサイトフィッシングにも◎
ランガンしやすい収納 小型のショルダーバッグやエギングバッグがあると、移動が楽になります。
記録用アイテム メジャーやミニ三脚があると、釣果写真がキレイに撮れます。SNS投稿派の方はぜひ。
初心者の失敗あるある
ここで、私自身も経験した「初心者あるある」を共有しておきますね(笑)
エギ増殖 「このカラー釣れそう!」でどんどん買っちゃうやつ。気づいたら使ってないエギだらけ…。最初は少数精鋭でいきましょう。
糸ふけ迷子 PEラインの糸ふけ管理ができなくて、「今エギどこにあるの?」状態。風が強い日は特に起きやすいです。まずは風の弱い日に練習するのがおすすめ。
墨地獄 イカを釣ったはいいけど、墨対策ゼロで車も服も真っ黒…。これ、本当にテンション下がります(笑) 墨対策セットは優先度B入りさせてるのはこのためです。
まとめ:最初は少数精鋭でOK
エギングデビューで大事なのは、**「エギを増やす」より「同じエギで投げ続けられる環境を作る」**こと。
優先度Aを揃えれば、エギングは十分成立します。そこから実際に釣りをしてみて、「これが足りないな」と感じたものを優先度B・Cから追加していけばOK。
最初から完璧に揃える必要はありません。少数精鋭で、まずはフィールドに立つことが一番の上達への近道ですよ!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
いかがでしょうか?必要に応じて、見出しの表現や太字の位置など調整しますので、お気軽にお申し付けください!

